登記が終わったら、いよいよ営業開始ですね。
同時に設立後手続きの山場が来ます。ここで整えておくと、以後の運営が驚くほどラクになります。
税務関連の書類は何を出すんですか?
一般的に(地域で様式差あり)
・法人設立届出書(税務署・都道府県・市区町村)
・青色申告の承認申請書(原則、設立日から3か月以内 or 第1期末のいずれか早い日までが目安)
・給与支払事務所等の開設届出書
・源泉所得税の納期の特例の承認に関する申請書(給与支給の規模により検討)
・消費税関連(課税事業者選択届出書等:インボイスとの関係で要検討)
インボイスはいつ申請?
取引先の要件や課税選択とセットで設計します。請求開始日から逆算して、番号の交付→請求書・システム反映までタイムラグを考慮しましょう。
電子帳簿保存法は何をすれば?
電子取引データは電子のまま保存が原則。保存要件(改ざん防止・検索性・関連書類整備)を満たすルールを運用規程として定め、クラウド会計・請求に紐づけます。証憑の命名規則・保管場所まで最初に決めると、定着が早いです。
クラウド会計の初期設定は?
①勘定科目・補助科目の設計、
②銀行・カード・決済の連携、
③部門・プロジェクトごとの科目設定、
④請求書と在庫(必要なら)を同期。
入金消込フローまで一気に作ると、月次が激速になります。
法人口座は?
登記事項証明書・印鑑証明・会社実印・代表者本人確認が基本。事業計画・サイト・契約予定などの提出を求められることもあります。
FAQ
Q:個人のインボイス番号を使い続けられますか?
A:法人成りの場合は法人での登録が必要。取引先に番号変更を案内しましょう。
Q:紙中心でもやっていけますか?
A:できますが、電子取引は電子保存が原則。将来コストとリスクを考えると最初からデジタル設計が有利です。
【この記事の監修者】税理士法人ミチ・ツナグ 代表 佐々木 良道
【団体1】四国税理士会 松山支部
https://www.zeirishikensaku.jp/NzSearchAListPerson?Conditions.Prefecture=%E6%84%9B%E5%AA%9B%E7%9C%8C&sort=JIMNM&sortdir=DESC&page=7
【団体2】マネーフォワード
https://biz.moneyforward.com/mfc-partner/search/147949/





