中小企業の事業承継(=会社や事業を次世代に引き継ぐ)に関する専門知識と実務スキルを有する専門資格です。
事業承継士となれるのは、税理士や弁護士などの仕業、他協会が認める国家資格を持つ人だけです。つまり、能力が高いと判断される人です!
さすがうちの所長!
事業承継というと、「節税」や「株式の移転」など、数字の話に焦点があたりがちです。もちろん、それらは大切な要素です。
しかし、本当に難しいのは、“数字では測れないもの”を引き継ぐことです。
・経営者が長年かけて築いた信頼関係
・社員や取引先への想い
・地域への責任感。
これらはどんな相続税評価にも載りません。
だからこそ、私たち事業承継士は
「想いを可視化し、次世代に伝える」役割を担っています。
社長:創業30年の製造業経営者(60代)
佐々木:税理士×事業承継士
うちはもう30年やってきたけど、そろそろ息子に会社を任せようかと思ってねぇ。
でも“どこから手をつけたらいいか”わからなくて…税金の話ばっかり難しいんだよ。
そうですよね。実は“事業承継”って、税金よりも気持ちの整理のほうが大変なんです。
会社って“数字”だけでできてるわけじゃないですから。」
確かに…。社員にも取引先にも支えられてきたし、
“あの頃の苦労”をわかってるのは自分だけだからなぁ。
でも、それを息子にどう伝えたらいいか…。
まさにそこが、事業承継士の出番なんです。
事業承継士は、単に“税金を安くする人”ではなく、
“社長の想いを次代に伝えるプロ”なんですよ。
想いを伝えるプロ? どういうこと?
例えば、こんなことを一緒に整理していきます。
社長が“どんな想いで事業を始めたのか”
会社を守る上で“一番大切にしてきた価値観”
“どんな形で社員や家族に未来を託したいか”
こうした“言葉になっていない想い”を整理して、
それを後継者に伝わる形に残すんです。
経営理念の再整理、家族会議の進め方、株式の分け方まで、トータルで支援します。
なるほど…そういうのって、税理士や銀行ではあまり聞かれない話だな。
はい。税理士や弁護士は“法律と数字の専門家”です。
でも事業承継士は、“経営と心の橋渡し”をする存在なんです。
たとえば、相続対策を考えるときでも、
『相続税をいくらにするか』より
『どんな未来を残したいか』から考えます。
うん…“数字の承継”より“想いの承継”ってやつだね。
確かに、そこを間違えると会社がバラバラになりそうだ。
そうなんです。
どれだけ節税が完璧でも、人の気持ちがバラバラなら会社は続かない。
だから事業承継士は、“人・心・仕組み・お金”をバランスよく整えるんです。
なるほどなぁ…。
“想い”をちゃんとつないでいくのが一番の仕事か。
なんか頼もしいね。
ありがとうございます😊
実は、事業承継士の資格を取ってから、
“数字の後ろにある人生”が見えるようになった気がします。
承継って、過去の整理じゃなくて未来の設計なんですよ。
いい言葉だね。“未来の設計”。
うちもそろそろ、未来の地図を描く時期かもしれんな。」
そのお手伝いをするのが、事業承継士の役割です。
社長の“想い”を次の時代へ、まっすぐに。」
「この記事の監修者」
税理士法人ミチ・ツナグ 代表 佐々木 良道
【四国税理士会 松山支部】
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【事業承継士】
https://www.jigyousyoukei.co.jp/shoukeishi/
